
日本が決勝トーナメント進出を決めましたね。
最後はコロンビアとセネガルの試合結果に頼る形で日本は攻めるのを辞め、パス回しで試合終了まで回す形をとりました。
これには会場内でブーイングもあがっていましたが、勝っていたポーランドからしても特に追う必要がなく、あっさりとパス回しで終了。
結果、セネガルがコロンビアに追いつくこともなく、日本は決勝トーナメントを決めました。
これには日本で応援しているファンたちも流石に批判をしていましたが、それでも決勝トーナメントに進めたというのは誇るべきことだし、そもそもかなりの格上相手にここまでやりきった日本は凄いと思います。
そして、こういった決断を下した西野監督は褒められこそすれ、批判されるべきではないでしょう。
しかし、このポーランド戦、思った以上に収穫はあった試合だったのではないかと思います。
目次
日本がポーランド戦で手に入れたもの
日本はポーランド戦で先発を6人変えて臨みました。その結果、以下のことを得ることができたと考えることができます。
・先発メンバー(特に香川、乾、大迫、長谷部、原口)を休ませることができた
・初出場メンバーがワールドカップを経験した
・ポーランド戦を先発したメンバーが働けるかどうかがわかった(てか、ほぼ働かないことがわかった)
・やっぱりGKは川島さんしかいない
・やっぱり武藤はもってなかった
こんなところでしょう。この中でも特に先発メンバーを休ませるという意味ではとても大きな意味をもっていたと思います。
日本はベルギーとイングランドの勝者と戦う予定になりますが、その日程は7/3(火)と1週間もない状況で戦わなければなりません。
また決勝トーナメントは勝ち残りをかけた戦いで、上に行けば行くほど試合の日程も厳しくなっていきます。
そんな中で先発メンバーを温存し休ませることができたのは大きいでしょう。
ポーランド戦で初先発となったメンバーはほぼ経験を得たのみ。現時点では使えない。
ポーランド戦で先発メンバーを6人交代させるという思いきった采配をした西野監督。結果的にわかったことは、各々の経験を積むことができたということと、現時点では先発メンバーからかなり落ちるということだった。
特に酒井高徳と武藤、山口蛍は何をしにでてきた?というぐらい消極的で覇気を感じなかったし、運動量も先発メンバーに及ばなかった。宇佐美や槙野も現時点で先発として使うのは厳しいだろう。
岡崎も怪我したままフル出場は無理だということがよくわかったし、やはり途中からのアクセントでチームに活気をもたらすポジションだということだ。
唯一の収穫は長谷部の代わりにキャプテンとなった川島が覚醒していたことか。
ツイッターでもポーランド戦は川島さんにごめんなさいする日だと盛り上がった。
それぐらい覚醒した川島さんは凄かったし、やはり全幅の信頼を置ける選手なのだろう。
まあそれでも
武藤はもってない?ことごとくボールが落ちてこない
ポーランド戦でもう一つわかったことがある。
それが、武藤はもっていない!!ということだ。
ケイスケホンダは持っている男だったが、武藤は残念ながら持っていない。
というのも、武藤の前にボールが全く落ちないのだ。
もちろんポジショニングの問題や呼び込みの力が足りないというのもある。
しかし、それ以上に武藤はもってないと言えるのは間違いないぐらい残念だった。
例えば日本のコーナーキックで何度かシュートに絡む機会があったが、落ちてきたボールの位置とはことごとく違う位置におり絡めていなかった。
またサイドからのクロスもポーランドの選手にあたって落ちた先にいるということは一切なかった。
これらは正直、ボールへの嗅覚以上にもってない!!と言わざるを得ない。
ケイスケホンダなら確実にボールを呼び込んで決定機を演出してるだろう。
ケイスケホンダと比較するのは気の毒かもしれないが、そもそもボールを呼び込む気持ちと引き寄せが足りないと考えて間違いない。
それほどまでに残念な位置に武藤はいたし、ダイジェストを見てもそんなシーンばかりで残念になる。
唯一は今大会で初出場となり経験を積めたことと、四年後も29歳なのでまだ先輩メンバーとして働ける可能性があることだ。
決勝トーナメントではベストメンバーを
やはり先発メンバーというの勝ちを目指さなければならないメンバーを選ぶべきだ。
そういう意味では香川と長友は流石に外せないし、柴崎、乾、大迫も確実に必要。そして安定して酒井宏樹は頼りになるし、原口も必要だ。
そういう意味で多くのサッカーファンが考えるベストメンバーが確定したというのはポーランド戦の大きな収穫であり、西野監督も流石に決勝トーナメントではベストメンバーでいくに違いない。
相手はイングランドかベルギーだが、戦略も含めてベストを尽くしてもらいたい。