
先日、結婚式の見積もりを提示される場面がありました。いきなりの数百万の提示に驚きを隠せませんでしたが、もっと驚いたのは「当日決めてくれたらここから更に安い金額になりますよ」の一言。
そして更に驚いたのは、そこから更に値段交渉が通ったことでした。
結局初期提示された値段から100万近く落とした値段で契約したのですが、ここから内容を決めた上で再度見積もりを取るとのことで、最終契約は最後なので「あまり意味ないのでは?」と思いました。
さて、世の中には意外と値引きがきく商品が売っているもので、「実は値引ききくんだ。知らなかった。」というものも存在します。
ということで、本記事では値引きがきく商品について紹介していきます。
冷蔵庫や洗濯機などの家電
値引きの代表例と言えば冷蔵庫や洗濯機などの家電製品です。
引っ越しシーズンやまとめ買いをするときなどは特にその傾向が強いですよね。そのため、値切っている人も多いかと思います。
家電系は値切れるものという意識もあるせいか、一言言う人は結構多いみたいですが、最近では無理難題を突きつける人もいるみたいなので失礼ないようにしましょうね。
また家電は店員さんの立場によっても値切れるかどうか決まってくるため、なるべく立場の上の人に言うようにすると成功率が上がります。
更に店舗によってはコンシェルジュサービスというものがある場合があります。
主にクレジットカードの特典としてついていることが多いですが、コンシェルジュサービスは買い物時に専属でスタッフがついてくれるサービスの為、値段交渉もしやすいですので使ってみるといいかもしれません。
引っ越し費用
引っ越し費用も最初に提示された値段から値引く事が容易にできる買い物です。
というのも引っ越し業者はかなりの保険をかけた値段を提示してくる事がほとんどで、最初の値段で引っ越しが決まれば儲けものといったレベルの値段設定なのです。
特に荷物の量や移動距離が短い場合はかなりの確率で値引く事が可能となります。また業者によっては引っ越しの際に荷物を運ぶのを手伝ったりすることを申し出ることで値引くという技もあります。
引っ越し費用を値引く時のコツについては、複数業者に見積をとって最安値となっている値段を把握しておき、更に希望価格を伝えるといいです。
だいたい最安値をそのまま伝えてしまうと、少し高い値段になりがちなので引っ越し業者に交渉するときは最安値から更に1~2割落とした値段を伝えるのもコツの1つなので覚えておくといいですよ。
なんにせよ、安値交渉ありきの見積が出てくると思っていて臨むのが得するコツです。
家賃
実は引っ越しと同様に家賃も値引ける可能性があるものの一つです。
不動産業者が提示している価格というのは仲介手数料込みの値段の為、実態より多くの仲介手数料を得られるように価格を操作していることも少なくありません。
知り合いの不動産屋ならともかく、ほぼほぼの確率で多めのマージンが乗っていることがほとんど。
そのため、数千円から多いときは1万程度を値引くことも可能なのだそうです。
だいたいの目安として家賃5~6万円以下なら3000円~5000円、家賃6万円以上なら5000円~10000円の値引きを交渉するのがよいとされています。
また家賃は下がらないにしても初期費用となる敷金礼金の方を交渉次第で安くしてもらえることもあるので、ダメ元でも一度言ってみるとよいです。
また、事前に見学ができない部屋があった場合でどうしても事前見学できず、別部屋での見学となった場合に部屋を見ずに契約する代わりに値下げできないか交渉してみることをおすすめします。家賃か初期費用のどちらかが安くなる可能性大です。
カラオケ料金
カラオケの客引きが多いとき限定にはなりますが、安くなる可能性が高いものがカラオケのルーム料金です。
特に年末の忘年会シーズンは客引きが多い為、キャッチにあうことも多いと思うのですが、その時がチャンスです。
値切るコツとしては、以下のようにやってみるとうまくいくことが多いです。
①まずキャッチされたカラオケ店には行かずにいくつかの店のキャッチに値段を聞く。
②一旦すべて断り、最安値を記憶し、最初の方に声をかけられたキャッチを見つけて声をかける。
③声をかけたキャッチに最安値より更に安い値段(500円~1000円引き)を言ってみる。
④最安値より安い値段になるまで繰り返す
もちろん店舗によって最安値で切れる値段に違いがあるので、高そうな店は値切れずに断られることもありますが、上記の方法をとれば結構な確率で安くカラオケに行くことができます。
また飲み放題ではない店で飲み放題を付けてもらうなど、値段だけでなく条件も交渉の範囲内なので積極的に値引き交渉をしてみるとお得です。
バー
バーといってもガールズバーやキャバクラの類になりますが、こちらもカラオケと同様にキャッチが多い時期には安値交渉がしやすい施設になります。
またガールズバーやキャバクラというのはお客さんさせ入れてしまえばいいといった側面もありますので、言われた値段から更に安い値段をまずは伝えてみることから交渉がはじまると思っているとよいです。
向こうから提示された値段について安いと思っていても、提示された値段以上に安値をとれることも多いのでなるべく引っ張りましょう。
基本的にコチラから安値を言う事で交渉がはじまり、安値とキャッチとの間で値段が決まることになるので、できる限りギリギリの値段を見極めて言ってみる事から始めるといい結果が得られると思います。
結婚式
冒頭にも書きましたが結婚式の見積はかなりの高額見積もりなので値引き交渉をしていかないと完全に損です。
そもそも結婚式場を決める段階で見積をとり、更に式の内容が大方確定した段階となる1か月前ぐらいで再見積もりをとることになるので初期見積もりの段階から交渉をしていかないと完全に結婚式場の思惑にはまることとなります。
ここで大切なポイントとして基本的に結婚式場からは初期見積もりの段階で必要なものが全て出てくるということはないという事。
前提として初期見積もりの段階では、100万単位のでの値引きも可能であることを頭に入れて臨む必要があります。
よって、初期見積もりの段階で必要なものは全て見積もってもらうことから始めるといいです。
初期見積もりの取り方
最初に出てくる見積は「必要なものが何も入っていない」見積となるので意外に安いなと思っても内容をしっかり確認してください。更に言うならはじめから「必要なものは全て入れてください」と伝えてもいいかと思います。
私の経験上、初期見積もりでよくあったのはエンドロールやお酒の飲み放題が入っていなかったり、お色直しが全くない状態だったりといった本当にシンプルな何もしない式の状態の値段が提示されるといったことでした。
少なくともお色直しはやるでしょうし、エンドロールも流す事がほとんどかと思います。また写真を撮るためにカメラマンを入れたい人はまず初期見積もりには入ってきませんし、新婦のメイクフォローや親への花束なども考慮されていない事がほとんどです。
ここまでで、まず必要なものは全て入れてもらった見積が出てくる事になるかと思います。この段階まで来て初めて値引き交渉のスタートにたったと思っていていいでしょう。
次に必要なのは値引き交渉なのですが、大抵の場合、式場の方から「本日決めてくれたら割引値段で契約できます。」といった言葉を伝えられると思います。ここからが勝負の時です。
この段階での値引きというのは各項目での割引をどれだけ増やすことができるか?が勝負となります。
例えばドレスだったら○○万円割引とか2着目は半額とか。ドリンクはグレードアップ無料とか、ブーケは2つ目無料とか。いわゆる割引クーポンのようなものをいかに多くつけることができるかの勝負です。
これらの割引価格とクーポンを多くつける事で出てくる初期見積もりは当初の値段から2割、3割といった値段は当たり前のように下がりますので、交渉の範囲内と思っていてよいでしょう。
またこれだけの割引率を付与できるのは初期見積もりの段階だけですので、なるべく多くの割引クーポンを得られるように望んでみるのがおすすめです。
最終見積もりでの交渉
式場と打ち合わせを続けていくことで、内容に変化があり見積が上下してきます。
そのため、最終見積もりをとるという行為が残されているのですが、ここでは初期見積もりほどの割引は期待できません。だからこそ初期見積もりが重要となるのですが。
しかし、初期見積もりと大きく乖離している場合は増えた原因とどこか割引できる要素がないか探してみるといいと思います。
例えば当初は説明を受けていない項目についてお金がかかっているなら「契約時に説明されていない」とはっきりと言ってしまえばいいでしょう。
更に聞いた話ではありますが、最終見積もり時に納得がいかないと話して式ギリギリまで値段交渉をした人もいるのだとか。結果的にはいくらかの割引がしっかりと効いたというパターンは意外にも多いようですので、やってみる価値はあるのかもしれません。
まとめ
値引きというのはあまり良い行為とされていない日本ですが、仕事をする際には多くの業者から見積もりをとるようにプライベートでも見積を取得した上で検討して交渉すると考えるとそこまで卑しい行為ではありません。
仮に5000円でも浮いたなら外食に使う事だってできますし、自分の欲しいものの足しにもできます。
結婚式に至っては金額次第では海外旅行1回分ぐらいは平気で浮く可能性がありますので、新婚旅行を豪華にすることができる可能性がありますよね。
少しの意識を持つだけで大きな得を呼ぶ事があるかもしれませんので、値引き交渉を面倒くさがらずに適正価格を導き出すという意味で交渉をしてみると思った以上に大きな成果が得られる可能性がありますので、本記事での内容を参考に交渉してみてはいかがでしょうか?