世界バレー2018の1次ラウンドが終了し、いよいよ10/7(日)から2次ラウンドがはじまります。

2次ラウンドは1次ラウンドの結果を引き継いだ上での総当たり戦で、1次ラウンドで勝ち上がってきた相手プールの4チームと戦う事となります。

試合日程は10/7(日)、10/8(月)、10/10(水)、10/11(木)とかなりハードなスケジュールで上位3チームを決める戦いとなります。

日本はプールAのため、2次ラウンドはプールEに所属となり1次ラウンドのプールDの上位4チームと戦うこととなります。

一方のプールFでは中国やロシア、アメリカ、イタリアといった強豪国がしのぎを削って上位ラウンドへの進出を争います。

本記事では2次ラウンドの基本情報と3次ラウンド進出の条件、日本が3次ラウンドを勝ち取るには?といったテーマで書いていこうと思います。

2次ラウンド プールEの基本情報と組み合わせ

2次ラウンドのプールEが開催される場所は愛知県にある日本ガイシホールになります。

この日本ガイシホールで10/7(日)からの2次ラウンドを戦う事になります。

2次ラウンド進出時点のプールEの順位

2次ラウンド初日の結果をふまえて以下に最新の情報を反映しました。こちらもご参考に。

http://niteru-news.info/2018/10/07/post-1325/

2次ラウンドは1次ラウンドの結果を持ち越すため、進出時点での8チームの順位は以下のようになります。

順位 勝点
1位 セルビア 15
2位 オランダ 14
3位 日本 13
4位 ブラジル 12
5位 ドイツ
6位 ドミニカ共和国
7位 プエルトリコ
8位 メキシコ

プールEはセルビア、オランダ、日本、ブラジルの4チームが上位に抜けているため、実質的にこの4チームで上位を争う展開となりそうです。

実際、セルビアとブラジルの2チームは世界ランクもプールAで戦ったチームよりも頭1つ更に抜けている国になるので、そうそうのことがない限り下位チームには負けないものと思われます。

そうなってくるとオランダと日本がセルビアとブラジルとの直接対決となった際の結果がプールEの結果に直接響くこととなり、問題となるのは直接対決の結果ということになるでしょう。

もちろん下位4チームも決して侮ってよい相手ではないため、日本はドミニカ共和国とプエルトリコに対しても気を抜かずに勝つということが求められます。

逆に言うとその2チームのどちらかでも負けてしまうと3次ラウンドへの進出がかなり厳しいものとなってしまうことが予想されます。

日本が勝ち残り3次ラウンドへ勝ち進むには?

今回の世界バレーではFIVBで定められた順位決定方法に則り順位が決められます。

よって、例えばDプールのセルビアとブラジルがAプールのオランダと日本を含めた4チーム全てに勝利した場合、以下のような状況となります。

セルビア 9勝0敗 勝点27
ブラジル 8勝1敗 勝点24
オランダ 7勝2敗 勝点20
日本 6勝3敗 勝点19

上記のような状況となり、日本は4位で惜しくも3次ラウンド進出を逃してしまうのです。

そしてこれが同じ2敗でも日本とセルビアとブラジルの両方とフルセットを演じ、オランダは両方とも負けた場合は以下となります。

セルビア 9勝0敗 勝点26
ブラジル 8勝1敗 勝点23
オランダ 7勝2敗 勝点20
日本 6勝3敗 勝点21

上記の状況の場合、一見すると勝点が多い日本が3次ラウンドに進めるかのように思いますが、FIVBの公式ルールでは2015年から勝敗数を優先とした順位づけがされるため、結局日本は4位となってしまいます。

仮にセルビアもしくはブラジルのどちらかに1勝でき、オランダが両チームに負けた場合は以下のように大きく状況が変わります。

例えばブラジルにフルセットで勝った場合
セルビア 9勝0敗 勝点27
ブラジル 7勝2敗 勝点22
オランダ 7勝2敗 勝点20
日本 7勝2敗 勝点22

もちろんオランダがドミニカ共和国とプエルトリコ相手に負ける可能性もありますので、一概には言えませんが、上記のようになると勝敗数でオランダと並びかつ勝点でオランダを上回るため、3次ラウンドへ進出することが決定します。

そうなると日本が3次ラウンドに進むには以下の条件を満たす必要があります。

【絶対満たすべき条件】
・日本はドミニカ共和国とプエルトリコに絶対勝つことが最低条件

【確定に近い条件】
・ブラジルもしくはセルビアにフルセットでもいいから勝利
かつ
オランダがブラジルとセルビアの両チームに負ける

【可能性が低い条件】
・オランダがドミニカ共和国やプエルトリコに負け、2次ラウンドで3敗以上する
・ブラジルが2敗以上する
・セルビアが3敗以上する

どれをとっても可能性は低そうな条件ばかりですよね。そういった意味で日本はブラジルもしくはセルビアを含めて3勝はしないと3次ラウンド進出は厳しいでしょう。

プールFの基本情報と組み合わせ

2次ラウンドのプールFが開催される場所は大阪にある丸善インテックアリーナです。

今回の世界バレーは西日本には日本戦がないので少し残念ですが、中国やアメリカ、ロシア、イタリアなどトップクラスのチームが揃っているので見応えのある戦いとなると思います。

2次ラウンド進出時点のプールFの順位

2次ラウンドのプールFには中国、イタリア、ロシア、アメリカとトップクラスのチームが勢ぞろい。

正直言って2次ラウンドでこの中のうち3チームしか上位進出できないと言うのはかなり厳しい組み合わせですね。

そもそも世界ランク1位の中国をはじめ、アメリカぎ3位、ロシアが5位、イタリアが7位と常に上位に名を連ねている国ばかりです。

ここ数年、中国やアメリカ、ロシアに勝星がない日本のことを考えるとワンチャンすらない可能性の国が揃っているFプールはかなり厳しい戦いを強いられることでしょう。

正直日本がこちらのプールに入らなくて良かったとさえ思わされます。

では、2次ラウンドのプールFについて順位と組み合わせを見てみましょう。

順位 勝点
1位 イタリア 15
2位 アメリカ 13
3位 ロシア 12
4位 中国 12
5位 タイ 10
6位 トルコ
7位 アゼルバイジャン
8位 ブルガリア

プールFはタイが予想以上に健闘しているため、5位までが混戦となっているようです。

実際問題、タイが中国やイタリア相手にもし勝星をあげたとしたら、大会前の予想からかなりのどんでん返しとなる可能性があります。

ただ、やはりここの注目は中国、アメリカ、ロシアとなるので中国に勝ったイタリアが勢いで3次ラウンドへ進出するのか?それとも順当にアメリカ、ロシア、中国となるのかが注目のポイントです。

ここで注目しておきたいのがアメリカとロシアの勝点。
アメリカは5勝しているにも関わらずフルセットでの勝利が2回あるため、勝点は13。
同じくロシアは4勝1敗で勝点は12と中国と並んでいます。

この状況がイタリアにはものすごく有利に働いていて、仮にイタリアがアメリカとロシアに負けたとしても7勝2敗の勝点21で終えることができます。

中国とロシアは共に1敗ずつのため、直接対決となる2次ラウンドではどちらかが必ずもう1敗することとなります。

そうなると中国とロシアのどちらかは必ず7勝2敗となり、勝敗数が並ぶことになるのです。

もし勝敗数が並ぶとなると仮に中国もしくはロシアが勝点を9手に入れていたとしても合計21で並ぶこととなります。

そうなるとその次に優先されるのはセット率になるのですが、一次リーグでフルセットの試合を経験していないイタリアのセット率がかなり高いため、俄然イタリア有利です。

このような結果からなんやかんやで優勝候補の中国は勝ち残りそうですので、イタリア、アメリカ、中国が3次ラウンドに残る可能性が高いのではないでしょうか?

予想当たるかは後ほどのお楽しみにしておきたいと思います。

2次ラウンドの日本戦放送予定は?

世界バレー2018の2次ラウンドは10/7(日)から放送開始され、全4日間の過密スケジュールを戦うこととなります。

放送予定は全てTBS系のチャンネルで以下の日時となります。

10/7(日) ドミニカ共和国 19時開始
10/8(月) プエルトリコ 19時開始
10/10(水) セルビア 19時開始
10/11(木) ブラジル 19時開始

最初の二日間は絶対に負けてはいけない戦いなので、一次ラウンドの流れをそのままに勝ってほしいですよね。

そして後半の二日間が本当の勝負!!

どちらかには必ず勝利して3次ラウンドへの切符を手に入れてほしいと思います。

まとめ

強豪ぞろいの2次ラウンドは早くも今大会の正念場のように日本に高い壁を作り上げています。

そんな逆境にも負けずに上位3チームに入り、3次ラウンドへと駒を進めてほしいですよね。

頑張れ!ニッポン!

2次ラウンド関連記事

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https://niteru-news.info/2018/10/08/post-1329/

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