世界バレー2018日本代表女子は2勝1敗でプールA2位!勝ち残る条件は?他プールの結果は?

世界バレー2018の女子代表戦がはじまりましたね。

4年に1度の世界一を決める世界バレーの開催国として日本も上々たる滑り出しとなっています。

10/1現在で各国3戦を戦い終わり、日本はアルゼンチンとメキシコを下しオランダに負けたため2勝1敗でPOOL Aを2位という順位で折り返しています。

残り2戦ということを考えると各プールの上位4位までが勝ち上がる事のできる1次ラウンドでは、順当にいけば2次ラウンドには勝ち上がれるものと思われます。

(各ラウンドでの勝ち上がり条件は以下で詳しくまとめています。)
http://niteru-news.info/2018/07/10/post-724/#i-4

1次ラウンドは残すところ2戦。2次ラウンドへ残る条件は?残り1勝で確実に2次ラウンドへ!

1次ラウンドは残すところ各国2戦となっていますが、そろそろ2次ラウンドへ進むチームが気になるところですよね。

プールAで日本は2位となっていますので順当にいけば上位4位には入れそうな気がしますが、実際勝ち上がるためには残り2戦がどのような結果となったらよいかまとめてみました。

まず現在の状況を簡単に表にまとめると以下のようになります。

POOL A 日本 オランダ アルゼンチン ドイツ カメルーン メキシコ 勝点 順位
日本 ×(2-3) ○(3-0) ○(3-0) 7 2
オランダ ○(3-2) ○(3-0) 8 1
アルゼンチン ×(0-3) ×(0-3) ×(0-3) 0 6
ドイツ ×(1-3) ○(3-0) ○(3-0) 6 3
カメルーン ×(0-3) ×(0-3) ○(3-1) 3 4
メキシコ ×(0-3) ○(3-0) ×(1-3) 3 4

上記のような状況から日本より下位のチームが2勝した場合、ドイツとカメルーンとメキシコに抜かれる可能性がありますので油断はできません。

そこで日本の動きですが、まず残り2線全勝の場合は日本は4勝1敗となり問題なく2次ラウンドに上がる事ができます。
ちなみにこれは両試合がフルセットの場合でも勝っていれば勝点は合計11点となるため、問題なく勝ち上がる事ができます。

次に1勝1敗の場合でも日本は問題なく勝ち上がり2次ラウンドへ進む事ができます。

これは例えばドイツもしくはカメルーンのどちらかがフルセットとなった場合でも勝点9になることにより上位に上がる事ができるのは間違いありません。

仮にドイツとフルセット、カメルーンに負けた場合のシミュレーションは以下となります。

5戦終わって日本が3勝2敗、ドイツにフルセット勝ちした場合
日本は勝点9!
アルゼンチンはオランダとカメルーンに勝ったとしても最大で勝点6のため、日本より下位は決定。
ドイツがメキシコに勝っていればドイツの勝点は10
カメルーンは日本とアルゼンチンに勝った場合に勝点9
上記の前提の場合、メキシコはドイツに負ける前提なので勝点は6となり日本より下位は決定。
また仮にメキシコがドイツとオランダに勝ったとしても今度はドイツが勝点7となり日本より下位となるため、どちらにしても日本が上位決定。

5戦終わって日本が3勝2敗、カメルーンにフルセット勝ちした場合
日本は勝点9!
アルゼンチンはオランダとカメルーンに勝ったとしても最大で勝点6のため、日本より下位は決定。
カメルーンはアルゼンチンに勝って勝点3を獲得したとしても勝点7が最大。

上記のため、アルゼンチンとカメルーンが下位2チームとなり、日本は上位4チームに入ります。

上記のため、日本が3勝2敗となった場合は確実に2次ラウンドには上がれることがわかります。

さて、問題は日本が悔しくも2連敗してしまった場合です。その場合は以下になります。

5戦終わって日本が2勝3敗となった場合
アルゼンチンはオランダとカメルーンに勝ったとしても最大で勝点6のため、日本より下位は決定。

ドイツは日本に勝っている為、勝点が最低9となり日本より上位が決定
オランダはこの時点で日本より上位が決定
残すカメルーンとメキシコがそれぞれどのような結果となるかで日本の運命が決まります

まずカメルーンとメキシコが残り2試合とも全勝した場合、日本の敗退が決定します。
メキシコとカメルーンはすでに直接対決を終えている為、両チームとも2勝する可能性が残っており、勝点が合計9となる為に可能性はゼロではありません。

両チームがともに残り2勝を勝ち取られると、勝ち負け数で負けてしまうため、どのような結果でも日本が3敗した時点で負けが決定します。

次にメキシコもしくはカメルーンが1勝1敗だった場合。

この場合はメキシコともカメルーンとも勝ち負け数が並ぶのですが、オランダとフルセットを演じている日本は勝点が7となり、メキシコとカメルーンは勝ち点が6以下となることが決定する為に日本の上位ラウンド進出が決定します。

こうやって条件をまとめると、日本は残り2戦を負けたとしても、メキシコとカメルーンも残り2戦を全勝されない限りは2次ラウンドへ進出することができるため、現時点で2次ラウンド進出は限りなく確実とみていいでしょう。

何にせよ、次のカメルーンに勝ちさえすれば2次ラウンド進出は決定しますので、まずは10/3(水)に行われるカメルーン戦に勝ちたいところですね。

カメルーンとはどんなチーム?

カメルーンは現在1勝2敗とオランダとドイツに敗れ、メキシコに勝っているチームです。

世界ランキングは18位とプールAではメキシコの次に世界ランクが低いチームとなり日本からしたら格下の相手となります。

カメルーンで気を付けたいのはエースのレティシア・モマ選手。

現段階で個人ランキング10位の古賀選手のすぐ後ろ13位に位置しており、同じくサーブでも黒後愛選手のすぐ後ろを追随しています。

パワーヒッターでもあり、決めきる意志を持ったエースといったところでしょうか。

また個人ランキングを他にも覗いてみるとベストセッターの上位にも名を連ねていたり、ブロッカーにも連ねていたりと個々人の能力を見ると決して侮れません。

チーム力では日本の方が数段上ですが、過去個人技に苦しめられた時期もあっただけに、今回の世界バレーでも確実に勝って勢いをつけれるようにしたいところです。

逆にカメルーン戦を取りこぼすと更に上位となるドイツ戦で苦戦すること間違いなしなので、しっかりと勝ち取って2次ラウンドへ進みたいところですね。

ドイツとはどんなチーム?

ドイツは世界ランク13位とそこまで上位という印象はないチームですが、今回日本が唯一負けているオランダといい試合をしたということもあって決して侮れないチームです。

正直ドイツは日本戦に思いっきりぶつけてくると思いますので、このドイツ戦にはしっかりと勝って実力を示しておきたいところです。

1次ラウンドで1番面白い試合になりそうですが、このドイツ戦の勝敗で2次ラウンドでの勢いが決まってくるでしょうし、しっかりと勝って2次ラウンドでもやれるというところを見せてほしい1戦になると思います。

またドイツに負けるようだと2次ラウンドでの戦いが厳しいものとなりそうなので、しっかりと勝ち取りたい1戦でもあります。

1次ラウンドの他プールの結果は?

1次ラウンドの他プールの現時点の結果はどのようになっているのかまとめてみました。

POOL Bの結果

POOL B 中国 イタリア トルコ ブルガリア カナダ キューバ 勝点 順位
中国 ○(3-0) ○(3-0) 6 2
イタリア ○(3-0) ○(3-0) 6 1
トルコ ×(0-3) ○(3-0) 3 3
ブルガリア ×(0-3) ○(3-0) 3 4
カナダ ×(0-3) ×(0-3) 0 5
キューバ ×(0-3) ×(0-3) 0 6

POOL Bはまだ2戦しか戦っていませんが、やはり世界ランク1位の中国は圧倒的な力を誇っているように見えます。
また同じく7位のイタリアも強豪国として結果を出してくるものと思います。

順当に行くとトルコとブルガリアがそれに続くと思いますが、次の3戦目が勝負の分かれ目といったところでしょうか。

POOL Cの結果

POOL C アメリカ ロシア 韓国 タイ アゼルバイジャン トリニダード・トバゴ 勝点 順位
アメリカ ○(3-0) ○(3-0) 6 1
ロシア ○(3-2) ○(3-0) 6 2
韓国 ×(2-3) ×(1-3) 3 5
タイ ×(2-3) ○(3-2) 5 3
アゼルバイジャン ×(0-3) ○(3-1) 3 4
トリニダード・トバゴ ×(0-3) ×(0-3) 0 6

POOL Cは今回こそ優勝を狙っていると名高いアメリカと上位常連のロシア、そして日本の永遠のライバル韓国が続き、アジア勢のタイが構えています。
またアゼルバイジャンとトリニダード・トバゴと下位の国ながらも過去に日本を倒した事もある国がそろっているのでなかなかの曲者なリーグです。

順当にいけばアメリカ、ロシア、韓国、タイの順ですが番狂わせも起こりえるかも?

POOL Dの結果

POOL D セルビア ブラジル ドミニカ共和国 プエルトリコ カザフスタン ケニア 勝点 順位
セルビア ○(3-0) ○(3-0) ○(3-0) 9 1
ブラジル ×(0-3) ○(3-0) ○(3-0) 6 2
ドミニカ共和国 ×(0-3) ×(0-3) ○(3-0) 3 4
プエルトリコ ×(0-3) ○(3-0) ○(3-0) 6 3
カザフスタン ×(0-3) ×(0-3) ×(0-3) 0 6
ケニア ×(0-3) ×(0-3) ○(3-0) 3 5

POOL Dはセルビアとブラジルが圧倒的な力で上位進出していくリーグとなるのは間違いないですが、あとの2チームが難しいところです。
プエルトリコが2勝していて1歩抜きんでているものの、カザフスタンやドミニカ共和国も構えているだけに難しいリーグとなりそうです。

それでも過去の実績からドミニカ共和国は上位に入ってくるでしょうから、残る1枠をどこがとるのかが楽しみなリーグですね。

1次リーグの結果が2次リーグに影響する?

日本が残す2試合についてはどちらも負けられない戦いとなると思いますが、勢いに乗って両方とも勝ってほしいところです。

ここで取りこぼすと2次ラウンドに行ったときの勢いに響きますので、とにかく1次ラウンドはあと2勝をしっかりと勝って上位に繋げたいところ。

また1次ラウンドの勝敗結果は2次ラウンドに持ち越すというルールのため、1次ラウンドではなるべく勝ちをとっておきたいところです。

仮に2次ラウンドに上がると日本はプールDの上位4チームと同じリーグとなる事になりますが、プールDの上位にはセルビアとブラジルというオランダ以上の強豪国が構えており、正直勝ちに行けるか厳しいといったところになります。

セルビアは多分このまま全勝して2次ラウンドに進むでしょうし、ブラジルも番狂わせがなければ間違いなくセルビアに負けた1敗のみで2次ラウンドに進んでくると思います。

そういった意味では2次ラウンドに進むときにはなるべく負けが少ない方が有利になりますし、何より1次ラウンドの相手に負けているようではセルビアやブラジルといった本当の強豪国に勝てないと思います。

女子日本代表には残り2戦をしっかりと勝ち切って2次ラウンドに進み決勝進出の夢をつないでいってほしですね。

まとめ

1次ラウンドの折り返しとして中間結果をまとめてみましたが、戦いはまだまだ続きます。

今大会では日本は大きくメンバーを変え、若手を積極的に起用して戦ってきており、うまくはまってきているところだと思います。

ネーションズリーグの結果が振るわなかったため、中田久美監督としても新生日本代表としても結果がほしい大会。

日本がホームだけに、改めてメダル獲得を実現してほしい大会でもあります。

そんな世界バレー2018は引き続き目が離せないので、引き続き追っていきたいと思います。

ガンバレ!ニッポン!

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